フィリピン・ケソン州ルクバンの収穫祭パヒヤス祭、2022開催


 

Image credit:Markytour777

ルクバンのThe Lucban San Isidro Pahiyas Festivalは、フィリピンで最も素晴らしい収穫典と言えるでしょう。

毎年行われるこのお祭りは、農民や農夫の守護聖人である「農夫イシドール」に捧げられています。毎年5月15日には、何千人もの観光客がルクバンに集まり、パヒヤスの特徴的なイベントやアクティビティを見に来ます。
前夜祭では、ルクバンの住民が野菜や果物、キピン(葉っぱの形をした色付きの米のウエハース)などで家を飾り立てます。祭りの名前は、この飾るという意味の「パヤス」に由来しています。

「Kalas」の行列は、この祭りの最大の見どころです。群衆が家から飾りを降ろそうとすると、持ち主がそれを止めようとするのです。
ルクバンの多くの住民が楽しみにするイベントです。お祭りの期間中、農家が収穫した農作物である大根、ピーマン、米や、果物や野菜、ロングガニーサ・ソーセージで作った有名な「アノック」飾り(ミニチュア)などをあちこちで見かけます。
アランヤはフーシャのキピンで作られた巨大な花で、黄色などの鮮やかな色をしています。

Image credit:!draM
Image credit:Patricia Villegas

パヒヤス祭りの歴史
15世紀、農民たちがバナホー山の麓にお供え物をしたのが始まりです。
その後、ルクバンと農民の守護聖人である「労働者聖イシドール」にちなんで、ルクバンの教会に農作物を持ち込むようになりました。
信者たちは収穫物を教会に運び、教区司祭の祝福を受けて、その豊かな収穫を主に感謝したのです。やがて、教会にすべての農作物を納めることができなくなったため、ルクバン市内の各家庭で収穫物を展示することになり、教区司祭は、各家庭を回って収穫物を祝福することになりました。
ルクバンの現代版パヒヤス祭は1963年に始まり、最も美しく装飾された家のコンテストや、文化的なショー、パレード、展示会などが行われるようになっています。

パヒヤスのようなお祭りはフィリピンの他のところでは見られません、価値のあるユニークなイベント間違いなしです。

Top Image credit:Robbie Benigno
出典:Rove.me