台湾のメジャーな麺料理4選


Beef Noodle Soup
牛肉麵

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香ばしくスパイシーな牛肉麺は、台湾の最もメジャーな国民食、牛肉、スープ、野菜、麺、香辛料で構成され、四川の影響を強く受けた冬に適した料理です。

中国が内戦状態にあった1940年代、多くの中国人が台湾に移住した時、豆板醤や四川山椒などを取り入れて誕生しました。お店によりオリジナルのレシピで作られるため、バリエーションはとても豊富、海苔や高野豆腐の煮込みなど、さまざまなおかずが添えられます。
台北では毎年「牛肉麺祭り」が開催され、様々なレストランや料理人が牛肉麺の美味しさを競いあっています。

 

Danzi Noodles
擔仔麵

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擔仔麵の主な材料は、太い小麦麺、エビ風味のスープ、豚ひき肉、ポークソース、そしてトッピングされる煮たエビです。各々のお店で、秘伝のレシピが存在し、数種類のスパイスや具の量などの違いにより、異なるテイストを提供しています。
昔、漁師が農閑期に生計を立てるために考案し、台湾の小さな町中で肩に担いで売り歩いたことから「肩竿麺」とも呼ばれています。

 

Oyster Vermicelli
蚵仔麵線

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小麦粉から作られる細い塩味のミスア麺と牡蠣のとろみスープからなる蚵仔麵線は、赤いミスア麺をニンニクのみじん切り、鰹節、生姜、酒、オイスターソース、バジルの葉などで味付けしたスープでじっくり煮込んだもので、とろみをつけるためにコーンスターチを使います。
また、黒酢、醤油、チリソースをかけ、湯通しした牡蠣や豚の腸詰、刻んだネギやコリアンダーの葉を添えた風味豊かな麺料理です。
またミスア麺は長寿の象徴であり、長寿と繁栄を願う誕生日料理として重要な祭事で食される伝統的な料理でもあります。

 

Eel noodle
鱔魚意麵

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鱔魚意麵 は、タンパク質と鉄分を多く含むパリパリのうなぎと歯ごたえのある卵麺を組み合わせ、ブラウンソースや濃厚なスープで食べる台南の郷土料理です。
沼地のうなぎや田うなぎを炒め、黒米酢と醤油で味付けした後、キクラゲや卵麺と一緒に濃い目のスープに入れるのが一般的なレシピです。

夜市や地元の食堂、高級レストランなど、最近では台湾全土でうなぎ麺を目にするようになりましたが、最もポピュラーに食べられている所は台湾南部地域です。

 

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