新鮮な春のそよ風は私たちの魂を目覚めさせるだけでなく、新たなエネルギーを吹き込みます。この季節、韓国の食卓によくあるおかずの1つは、ナムル（味付け野菜とハーブ）です。
今は一年中見かけますが、春は多くの野生植物、ハーブ、野菜にとって最高の状態です。多くの種類のナムルは緑の色合いが多いですが、カボチャやキノコ、もやし、さまざまな種類の海藻も、ナムルとして含まれます。
文字通り春のナムルを意味するボンナムルや、山から採れた野生の野菜であるサンナムルなど、さまざまなカテゴリーがあります。
野菜やハーブの下ごしらえには手間と忍耐が必要ですが、ナムルの調味はシンプルです。皮をむいたり蒸したりした後は、通常、にんにく、塩、醤油、ごま油、または荏の油で味付けします。さらに細かい赤唐辛子の粉、ごまのすりつぶし、または刻んだネギを上にふりかけると、見た目にも豊かな出来栄えです。
それでは早速、春を味わえるソウルのレストラン、おススメの3店舗をご紹介しましょう。
1.Parc Seoul
漢南洞の高級地区に位置するモダンなナムルレストランのParc Seoulは9年前から営業。韓国の典型的なナムルのお店と異なり、入口にはスペインバルセロナのグエル公園の大きな絵、また棚には各国から集めた切手、コップ、お土産のポスターが並べられ、韓国伝統料理にエキゾチックな雰囲気を与えています。
人気の料理は7種のナムル盛り合わせで、各種のシダ、ナス、韓国アザミ、椎茸、チャムナムル、
味付けツルニンジン、カボチャで構成されます。玄米とドエンジャングクのボウル皿は、3つの小皿と一緒に出されます。
ナムルはおかずとして別々に食べることができますが、スパイシーなコチュジャンが用意されているので、ナムルとご飯をコチュジャンで和えながら好みの味付けで頂くことができます。
レストランのオーナーであるパク・ソンウさんは「私たちのレストランは、ムグエン（古い）ナムル、ゴン（乾燥）ナムル、セン（生）ナムルを混ぜ合わすことが特徴です。
季節に応じて、チャムナムル、バンプンナムル、デオデオクとさまざまな種類のナムルを提供できるので、季節ごとにお越しいただけるとそれぞれの季節の味を楽しんで頂けます。」と述べています。
7種のナムル盛り合わせは15,000ウォン、おかずとご飯はおかわり自由です。
2.Wonjo Jeongseon Halmae Gondrebab
仁寺洞の狭い路地にあるWonjo Jeongseon Halmae Gondrebab仁寺洞は、チェーンレストランJeongseon Halmae Gondrebabの本店です。
このお店の名前は、標高700メートル以上の美しい高山地帯で育つ野生のアザミの芽にちなみ名付けられました。2000年の開店以来、口コミやソーシャルメディアを通じて韓国を訪れる外国人からも高い評価を得ています。
ゴンドレジョンシクを注文すると、ガンジャンゲジャン（醤油でマリネした生のカニ）と
カルビチム（牛カルビの煮込み）、4種類のナムル料理を合わせたセットメニューが頂けます。
ゴンドレジョンシクは一人20,000ウォン、ナムルを含むおかずはすべておかわり自由です。
ゴンドレベースのマッコリもここで販売されています。
3.Odaesan Sanchae Jeonmunjeom
ソウル南部のヤンジェにあるナムル専門店Odaesan Sanchae Jeonmunjeomは江原道の五台山にちなんで名付けられました。ちなみにサンチェは山のナムルを指しています。
多くのナムルレストランでは野菜ベースの食事を提供しており、オプションでシーフードのおかずもありますが、ここでは食事として牛肉のプルコギも提供しています。
ここのナムル料理はかなり塩辛いですが、蒸し豆腐やさまざまな種類のジョン、または韓国揚げパンなどを一緒に食べることで味を和らげます。
黒米鍋はやかんのスープと一緒に出されます。ご飯の3分の1を別のボウルに取り分け、鍋にスープを加えて蓋を閉め、ヌルンジまたは焦げたご飯を作ります。SanchaeJeongsikの価格は22,000ウォンです。
みなさん季節のナムル料理を食べに行きましょう。
TOP Image credit：Koreaherald
出典：Koreaherald
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