朝鮮時代にタイムスリップ ‘韓国民俗村’


重要民俗文化財第236号に指定されている外巖村は、忠清南道牙山市から南に8kmほど離れた雪華山の東南斜面に位置しています。

Image credit:Park Hyun-koo

朝鮮時代の宣祖(1567-1608)の時代に燕李一族が定住してできた村で、一族の子孫には優秀な人材が多く、その中でも儒学の大家である李巖のペンネームが「オアム」であり、これが村の名前の由来となります。

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現在50世帯ほどが暮らしており、数百年の時を経てもなお、昔ながらの姿を残すこの村には、全国から多くの観光客が訪れています。

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この村は、貴族から労働者階級までのさまざまな社会階層が所有する家々で構成されています。

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最も一般的なスタイルは、石垣を持つ茅葺き屋根の家です。生活道具や民具が展示され、訪問者を過去に誘うとともに、当時の庶民の日常生活を紹介しています。

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チャンパンデク、ガムチャルデク、プンドクデクなどの高級住宅といえば、かつては所有者の官職や出身地の名前がつけられていたものです。

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また、村を囲む6,000mもの石垣の保存状態も良く、見どころのひとつとなります。この石垣の間にある脇道と、隣接する鬱蒼とした森が、村の風景をより魅力的なものにしています。

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出典:The Korea Herald