香港のスイーツ専門店「Via Tokyo Cafe」、沖縄フェア開催


銅鑼灣・禮頓道の一角にある日本スイーツ専門店「Via Tokyo Cafe(ビア東京カフェ)」が、沖縄産の紅芋と黒糖を使い、「ヘルシー&ナチュラル ライフスタイル」をテーマにした沖縄スイーツメニューを提供中。

創業した2012年から同店を手掛ける野崎建志さんは「香港には深夜まで営業しているデザート店が街なかの至る所にあり、日本でいう食後のお茶文化が香港では食後のデザート文化となって市民に根付いているのを感じ、当時香港にはなかった日本スイーツ専門店を始めた」と振り返る。

抹茶、ほうじ茶のソフトクリームや自家製の抹茶ロールケーキ、抹茶のクリームチーズケーキなど日本人パティシエによる抹茶スイーツで話題を呼んだ後、香港では日本の抹茶ブームが始まり、それ以降は抹茶にとどまらず次々と新たなレシピに挑戦してきた。

今回の沖縄食材を使ったコラボレーションでは、「沖縄の長寿の秘訣(ひけつ)ともいわれている紅芋と黒糖を使って、今香港で人気のあるバスクケーキやモンブラン、タピオカドリンクなどに応用した」というスイーツやドリンクの4品目を開発、紅芋の赤紫色はアントシアニン色素の成分によるもので、抗酸化作用に優れ、老化を防ぎ、目の疲労への効果も期待できるそう。

沖縄の紅芋にマダガスカル産のしっとりとしたバニラを合わせた「沖縄紅芋チーズバスクケーキ」(Lサイズホール390香港ドル、Sサイズホール180香港ドル、スライス58香港ドル)と紅芋だけをシンプルに使った沖縄紅芋モンブラン(78香港ドル)を用意。

ほかにも同店の人気スイーツであるソフトクリームにも、沖縄食材を使う。
いくつもの沖縄黒糖のサンプルを吟味し、最終的に選んだ多良島の黒糖は「独特のコクとまろやかさを表現しやすかった」と野崎さん。「沖縄黒糖タピオカ&豆乳ソフトサンデー」(58香港ドル)と宇治抹茶に黒糖を入れた「沖縄黒糖宇治抹茶タピオカドリンク」(Sサイズ40香港ドル、Lサイズ45香港ドル)を提供。

「ミネラル豊富な黒糖は、沖縄の長寿を支えた貴重な食材の一つといわれており、世界一の長寿で知られる香港でも、その効能をお客さまに伝えていきたい」と野崎さんは話す。

営業時間:12~22時 沖縄フェア特別メニューの提供は4月10日まで。
アクセス:G/F, 106-126, Leighton Road, Causeway Bay

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出典:香港経済新聞