ベトナムの世界遺産
分類 :文化遺産
アクセス:フエ(HUE)駅から、徒歩8分。
ダナン北西、南シナ海に面するフエは、かつてベトナム最後の王朝である阮(グエン)朝の首都として繁栄。1802年に再統一された際に首都となり、王宮や歴代皇帝の帝廟、寺院など、さまざまな建造物がフォン川のほとりに点在する。
碁盤の目のように張り巡らされた旧市街は「ベトナムの京都」とも呼ばれる。
分類 :自然遺産
アクセス:ハノイからバスで約3時間30分。
中国との国境から程近い約1,500km²もの広大な湾内に浮かぶ大小2,000ほどの奇岩。
起伏に富んだこれらの島並みは、桂林からニンビンにかけての広大な石灰岩大地が氷河期に沈降し、長い歳月のうちに海水や風雨に浸食されてできたもの。
分類 :文化遺産
アクセス:ダナン国際空港から車で約1時間
クアンナム省ダナン市の南方30kmに位置する、チャンパ王国時代からの港町。
シルク、茶、コーヒー、カシューナッツなどの国際貿易都市として栄え、かつては中国やポルトガル、日本、フランスの商人が定住していた。
古都ホイアンには、中国の町並みを中心として各国の建造物が完全な状態で残り、重要な時代を例証するものとなる。
分類 :文化遺産
アクセス:ホイアン中心街から車で約1時間。
ベトナム中部トラキエウの西方約15kmに位置するヒンドゥー教シヴァ神信仰の聖地。
6~13世紀にかけて少数民族が築いたチャンパ王国の遺産が数多く残り、20世紀初頭にフランス人によって発見される。
4世紀に建造されたリンガ寺院など、マハーバルバタの麓に建ち並ぶ70を越える赤レンガ造りの塔や祠堂は、セメントや漆喰などの接着物の使用が見られず、巧みな彫刻や建築技法を知ることができる。
フォンニャ=ケバン国立公園
分類 :自然遺産
アクセス:フエのフバイ国際空港から車で約4時間。
クアンビン省に位置する国立公園。4億年前に形成されたアジア最古のカルスト地形が残る地域で、94%が原生林。約800種の野生動物をはじめ、約260種の鳥類、絶滅の危機に瀕する植物など、多様な動植物が生息。
全長8kmにも及ぶフォンニャ洞窟には世界最長となる巨大な地下水脈があり、奥にある鍾乳洞は緑や青などのライトアップで幻想的な雰囲気を演出。
ハノイのタンロン皇城の中心区域
分類 :文化遺産
アクセス:ハノイ中心部
首都ハノイの都心近くの地区を指す。7~19世紀にかけて1000年以上も政治の中心であったエリアで、歴代王朝の異なった時代の遺跡が重層的に発見される。
最古のものは7~9世紀に栄えたダイラ城の文化に関するもので、その上に11〜12世紀の李王朝文化、そして13世紀のチャン王朝時代の遺跡と続くたいへん珍しい土地。
ホー王朝(胡王朝)の城塞
分類 :文化遺産
アクセス:ハノイから車で約3時間。
1400年にベトナムに誕生したホー王朝(胡王朝)の遺跡群。
城塞は近くの山岳地帯から切り出した石板で造られた美しいアーチ型。
当初は南北約900m、東西約700m、高さは平均で7~8mの大きな城塞も、現存するのは東西南北の門と城壁の一部で、城壁内はのどかな田園風景が広がる。
分類 :複合遺産
アクセス:ニンビンから車で約15分。
「陸のハロン湾」とも呼ばれ、ハロン湾同様に石灰岩が作り出す特徴的な景観(自然)と、仙人が住んでいそうな古いお寺(文化)が複合遺産として認められる。
景観関連遺産は大きく分けて「古都ホアルー」、「タムコック=ビックドン景勝地」、「チャンアン景勝地」の3つのエリアに分かれる。