フィリピンの世界遺産
トゥバタハ岩礁自然公園
分類 :自然遺産
アクセス:マニラからパラワン島の州都であるプエルトプリンセサまで飛行機で約70分、プエルトプリンセサから船で約10時間。
3つの環礁・岩礁を中心とし、海鳥が生息している「バード・アイランド」、灯台が建つ「ライトハウス」と呼ばれる環礁からなる。
350種類以上の珊瑚に500種類以上の魚、そしてイルカやクジラ、ジンベイザメ、ウミガメと非常に多くの海洋動植物が暮らす。
手つかずの自然が多く残り、世界的に人気のダイビングスポット。
フィリピンのバロック様式教会群
分類 :文化遺産
アクセス:マニラからビガンまで車で約8時間。マニラからパナイ島まで国内線で約90分。
16世紀にスペイン人によって建設された4つの石造りの教会で、フィリピンのルソン島に3件、パナイ島に1件ある。
建物はヨーロッパのバロック様式を基礎とするが、フィリピンにおける地震や台風の影響を考慮し、天井の高さなど強度に工夫を凝らした建設がなされる。
なかでもマニラのサン・アグスチン教会は国内最古の教会である。
分類 :文化遺産
アクセス:マニラからバスで約10時間。
ルソン島北部のコルディエラ山脈の急斜面に広がる世界最大規模の棚田地帯で、「天国への階段」とも呼ばれる。
約2000年前からイフガオ族により作られてきたといわれ、総延長はバナウエの谷を覆う泥壁や石垣を含めると2万km以上に及ぶ。
棚田の農道を兼ねた泥壁や石垣部分は30cmほどの幅で、高低差は約1500m、人力による農作業は2000年もの間受け継がれる。
分類 :文化遺産
アクセス:マニラからバスで約10時間。
イロコススル州の州都ビガンは、16世紀、東南アジア貿易の拠点としてスペイン人が創設した植民都市。
スペイン風の古い町並みが残されており、パステルカラーのコロニアル様式の家々が軒を連ねるが、建物は先住民であるイロカノ人の木造家屋や、中国商人がもたらした瓦を合わせて築いたこの土地特有の建築物であることが分かる。
分類 :自然遺産
アクセス:マニラからパラワン島プエルト・プリンセサまで飛行機で約70分。
プエルト・プリンセサの北西部にあり、セントポール山の鍾乳洞は全長8km、幅約120m、高さ約60mを超え、船が航行可能な地下河川が海に流れ出ている。
海に繋がるため、潮の影響でここだけが持つ珍しい多様な生態系が見られる。
ハミギタン山岳地域野生動物保護区
分類 :自然遺産
アクセス:マニラからダバオまで国内線で約2時間、ダバオからマティまでバスで約3時間。
パジュダ半島に沿って南北に山頂が広がるミンダナオ山岳は、海面からの標高が75メートルから1637メートルの間にあり、絶滅危惧種を含む多数の動植物が生息。
標高により様々な異なる陸生と水生の両動植物が存在し、ハミギタン山固有種の8種や絶滅に瀕する野生動植物が含まれる。