韓国の世界遺産
分類 :文化遺産
アクセス:ソウル市中心部
朝鮮王朝と大韓帝国皇室の歴代の国王・王妃・功臣の位牌を祀っている祭祀場。
儒教思想に基づいて造られ、神聖な場所として崇められる。
位牌の数が増えると増築したため、東西に延びていく独特の形式となる。
同時代の単一木造建築としては、世界でも最大級。
海印寺大蔵経板殿
分類 :文化遺産
アクセス:聖堂池駅からバスで約1時間40分。
大蔵経とは仏教の経典を総集したもの。
八萬大蔵経はモンゴルの侵攻にさらされた高麗王朝が、国難克服を祈願して1236年に経板の製作に着手、1251年に高麗大蔵経を完成。
縦24.5cm、横68cmの経板が81,258枚あることから、八萬大蔵経と呼ばれる。経板には腐食防止の漆が塗られ、朝鮮時代の伝統的な建築様式の蔵経板殿で、700年以上も保管されてきた。
石窟庵と仏国寺
分類 :文化遺産
アクセス:慶州市内からバスで約40分。
8世紀ごろの景徳王の時代、宰相の金大城により慶州市南部に建立。
石窟庵には、同時代の仏像彫刻に比べて遥かに精緻であり新羅仏教芸術の最高傑作と呼ばれる如来座像がおさめられる。
仏国寺は、創建当初は約80棟の建物と現在の10倍の規模を誇る大伽藍を擁し、王都である慶州の守護を象徴した。
分類 :文化遺産
アクセス:ソウル市中心部
第3代王太宗によって1405年に建てられた離宮も、正宮の景福宮が焼失したため、270年の長きにわたりここで政務が行われる。
王朝時代の栄華を色濃く残しながらも、王宮にありがちな華美なところがなく、周囲の自然と調和した建物や庭園の配置が絶妙。
分類 :文化遺産
アクセス:ソウルから電車で約1時間。
京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市にある、李氏朝鮮時代の城塞と王宮の遺跡。
18世紀末、李氏朝鮮の22代国王・正祖が、亡くなった父の思悼世子の墓を楊州から水原に移し、その周囲に城壁や楼閣を造営、これが華城となる。
1794年から1796年にかけて建設され、城壁は5㎞を超え、総面積は130haに及ぶ。
分類 :文化遺産
アクセス:釜山から高速列車(KTX)で約30分。
韓国の東南部に位置し、紀元前57年から新羅の首都、金城として栄えた街。
新羅が高麗に滅ぼされる935年まで、慶州は繁栄を続け、南山地区、月城地区、大陵苑地区、皇龍寺地区、山城地区の5つに分かれた総面積288平方kmの歴史地区には新羅時代の史跡がいたるところに残る。
高敞、和順、江華の支石墓群
分類 :文化遺産
アクセス:ソウルからバスで約1時間40分。
韓国西部地域に点在する、先史時代の巨石文化の遺跡。支石墓とは、巨大な石板を石塊で支えた墓を指し、高敞からは442基、和順は287基、江華の約50基が登録される。
これらの支石墓は、紀元前1000~前100年にかけて造られたとされる。
分類 :自然遺産
アクセス:城山日出峰へは、済州西帰浦市外バスターミナルから約1時間。
朝鮮半島の南約130㎞に位置する済州島は約200万年前の火山噴火によりできたとされる。
島内には120を超える溶岩洞窟が散在し、中央部にそびえるハルラサンには火山特有の自然が残される。
朝鮮王陵
分類 :文化遺産
アクセス:ソウル市内及びその周辺
1392年から518年間続いた朝鮮王朝の歴代王の墓。
ソウル近隣地域を中心に40基が点在。
大韓民国の歴史的村落:河回と良洞
分類 :文化遺産
アクセス:河回村→安東駅前からバスで約50分。良洞村→慶州市外バスターミナルからバスで約30分。
安東市の河回村と慶州市の良洞村は、韓国に残る様々な歴史村の中でも、苗字と本貫(始祖の故郷)をともにする血縁集団で形成された代表的な氏族村。
2つの村は朝鮮王朝時代に創建された家屋や書堂(私塾)、農耕地だけでなく、儀礼や芸術品なども継承・保存される。
南漢山城
分類 :文化遺産
アクセス:ソウル市内から地下鉄で約50分、バスに乗り換え約20分。
京畿道の広州市にある山城。城は清涼山や連珠峰、望月峰など海抜約500mのいくつかの山の陵線をつなぎ囲む。
城の長さは全長11.7km(本城9km、外城2.7km)、城の面積は約60万㎡。城の内部には約200の文化財が散在する。
百済歴史地区
分類 :文化遺産
アクセス:ソウルからバスで約2時間、タクシーに乗り換え約10分。
忠清南道 公州市と扶余郡、全羅北道 益山市に分布する百済に関連する8ヵ所の歴史遺跡。
三国時代,百済の王都または王城があった遺跡地として、この3か所の考古学遺跡と建築物は、韓国と中国および日本の古代王国の相互交流を通じて築かれた百済の建築の発展と仏教拡散に大きな役割を果たしたことが確認される。
山寺(サンサ)、韓国の山地僧院
分類 :文化遺産
アクセス:各所
山地型仏教寺院である通度寺、浮石寺、鳳停寺、法住寺、麻谷寺、仙岩寺、大興寺という7寺院で構成。
7~9世紀に創建されて以降、仏教共同体が信仰と修行を基礎として生活するスタイルを維持。
韓国の書院
分類 :文化遺産
アクセス:各所
栄州市の紹修書院、安東市の陶山書院と屏山書院 、慶州市の玉山書院、達城郡の道東書院、咸陽郡の藍溪書院、長城郡の筆巖書院、井邑市の武城書院、論山市の遯巖書院の9カ所で構成。
朝鮮時代の教育と祭祀の機能をする書院は、人材養成や儒教的な村の秩序維持などの役割も担う。