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国宝5城


国宝5城は、日本国内に存在する国宝に指定された歴史的な城郭のうち、特に価値の高いものを指す言葉です。これらの城は、日本の歴史や文化を代表する重要な遺産として位置づけられ、その建築や景観、歴史的背景などが評価されて国の保護対象とされています。

日本の名城、国宝5城

日本ではかつて「文化財保護法」の公布により、「重要文化財」という規定が誕生しましたが、特に優れた価値を持ち、文化史的意義の深い重要文化財を改めて「国宝」に指定されました。
文化財保護法において、国内における現存12天守のうち、姫路城(兵庫県)、彦根城(滋賀県)、犬山城(愛知県)、松本城(長野県)と松江城(島根県)を含めた5城が「国宝5城」に指定されました。

姫路城(兵庫県姫路市)

姫路城は、世界遺産にも登録されており日本でもっとも美しい城とされ、白鷺城とも呼ばれます。17世紀初頭に築かれ、白い外観が特徴的。優れた防御施設として知られ、石垣や堀が見事に保存されています。

松本城(長野県松本市)

松本城は、日本で唯一の平城で、日本アルプスの麓に位置します。黒い外壁が印象的で、「カラス城」とも呼ばれています。天守閣からは美しい景色が広がり、城内には武具や美術品も展示されています。

彦根城(滋賀県彦根市)

彦根城は、琵琶湖畔にあり、美しい水景とともに存在感を放っています。特に夜間にライトアップされた姿は幻想的で、観光名所としても人気です。城内には歴史博物館もあります。

姫路城、松本城は「日本の名城」3大名城で、また彦根城は「日本のお城」で以前取り上げました。

犬山城(愛知県犬山市)

犬山城は、岐阜県と愛知県の県境に位置し、美しい城郭と庭園が魅力です。特に桜の季節には有名で、桜と城の風景が見事に調和します。
日本の美しい庭園と調和した風景が特徴で、四季折々の自然美を楽しむことができます。特に桜の季節には、城と桜の美しいコントラストが魅力的です。

城内には、江戸時代の城下町の面影を残す重要文化財の建造物が点在し、歴史の足跡を感じることができます。天守閣や櫓、門などの建築物は、戦国時代の武将・豊臣秀吉の時代から江戸時代にかけての建築様式を反映しており、見学者にその時代の雰囲気を伝えています。

庭園も見どころの一つで、大小の池や美しい景観が城と調和しています。特に「六分咲きの桜」として知られるソメイヨシノの古木がある庭園は、訪れる人々を魅了します。

犬山城では季節ごとに様々なイベントが開催され、歴史や文化を学びながら楽しむことができます。また、城内の展示や解説も充実しており、訪れる人々に城の歴史や背後にある物語を知る機会を提供しています。

松江城(島根県松江市)

松江城は日本海に面した美しい環境にあり、石垣や堀が見事に保存され、歴史的価値が高く評価されています。城内には武具や美術品、歴史資料などが展示され、地域の歴史と文化を伝えています。

天守閣からは島根市街や日本海の壮大な景色を望むことができ、訪れる人々に素晴らしい絶景を提供します。江戸時代に築かれたこの城は、戦国時代の歴史的背景や城主たちの物語も魅力の一部です。

城周辺には庭園や公園も広がり、四季折々の風景や自然美を楽しむことができます。春には桜が咲き誇り、秋には紅葉が美しく、訪れる人々を魅了します。

松江城は歴史と自然が調和する場所であり、日本の文化遺産として大切に守られています。歴史愛好家や観光客にとって、松江城は日本の歴史と美しさを堪能する絶好のスポットです。

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